- 備考
- 額装 八橋蒔絵螺鈿硯箱【電鋳製】
材質:銅
製造手法:電気鋳造
表面処理:電気鍍金、コーティング塗装
大きさ(額):33.1㎝×27.5㎝
【電気鋳造】
電気メッキの原理を応用して、金属製の精密な部分や型を作る製造加工技術です。
金属を少しずつ積み重ね、金型の形を転写する技術で、これにより、非常に細かい模様や複雑な形状も高精度に再現できるため、精密部品や装飾品などの分野に広く活用され、他製法では表現できない美しさと精密さを兼ね備えた仕上がりを実現しています。
- 商品説明
- 国宝 八橋蒔絵螺鈿硯箱 尾形光琳作
江戸時代 18世紀 東京国立博物館蔵
蓋を開けた上の段には硯と水滴を収め、下の段には紙を収める硯箱です。
底を除いた外側の面に、木の板をつなげた橋がジグザグと不規則に曲がりながら続き。それぞれの面にグループで咲く燕子花は、数や位置に変化をつけています。
モチーフの配置は大胆でありながらも、計算されたデザイン感覚がうかがえます。
板橋と燕子花のモチーフは、「伊勢物語」という平安時代の文学で記された愛知県東部にある八橋という場所にちなんだもの。
作者の尾形光琳は、17世紀おわりから18世紀はじめに活躍した画家です。
光琳には、八橋の情景を描いた屏風の名品も知られ、古典文学にちなんだモチーフを、洗練された感覚で捉えなおす点が特徴です。
【制作にあたって】
八橋蒔絵螺鈿硯箱の蓋の特徴を表現するため、現在の技術を応用して蒔絵と螺鈿細工を表現しました。
純金鍍金で金蒔絵を表現し、蒔絵と螺鈿を一層美しく際立たせるために、伝統工芸的技法を駆使して仕上げを施しています。
螺鈿の表現は、精密な転写技術を用いることで螺鈿を使用せずに螺鈿の色彩を表現しています。